開催報告:政策審議会(令和2年3月11日)を開催しました

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 本日、政策審議会を開催いたしました。日本総合研究所・村上芽シニアマネージャーより、海外の少子化対策について、フランス、ドイツ、イギリス、スウェーデンのそれぞれの取り組みを例に挙げながらご講演いただきました。


 村上研究員から、晩産化は日本もフランスと共通の現象だが、出生率について20代の減った分を日本とは異なり、フランスは30代が取り返して、2.0近くを維持してきたこと、また、保育方法が多様であり、育休から保育ママまで使いたいものが使いたいようにできていること、加えて教育に手厚いフランスの家族手当は19世紀に企業が始めた手当が、後に国の制度になったものである、などのお話を伺いました。


 また、フランスでは社会に向けた普及啓発についても発信がおしゃれであり、若い世代に向けて「生物時計」など考えるベースとなるものが提供されている、といった話が印象的でした。