本日、政策審議会を開催し、新型コロナウイルス感染症と少子化対策という2つのテーマで、それぞれ有識者の先生からお話を伺いました。
河岡義裕 東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター長から、「新型コロナウイルスについて」と題して、流行の状況と今後すべきことをご講演いただきました。特に、クルーズ船については病院ではないので十分な隔離はできないが、公衆衛生的にはあの状況でできるだけのことはやっていることや、流行を抑制できる今こそ、集会ならびに行動の自粛の徹底が大切ということなどをお話いただきました。
続いて少子化対策について、河合雅司 人口減少対策総合研究所 理事長からお話いただきました。「少子化対策で今すべきこと~海外事例も踏まえて~」をテーマに、少子化の現状と対策を海外の事例を踏まえながら、特に晩婚化晩産化が少子化の大きな要因であることや出産率が上昇したフランスでは多子世帯への手当の充実といった加算的な給付など手厚い経済支援が行われたことなどの指摘がありました。