自民党青年局「TEAM-11」で長野県を訪問(朝日健太郎)

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我々「自民党青年局」は、2011年の東日本大震災以降、自然災害被災地への視察と支援活動を行うプロジェクト「TEAM–11」を行なっています。1月10日に40回目となる被災地支援で長野県を訪問しました。

長野県では長野県連青年局メンバーと合流し、令和元年台風19号で大きな被害を受けた「下水処理場」「長野新幹線車両センター」「千曲川決壊現場」を視察しました。

下水処理場の敷地内は、千曲川の決壊により2メートル近く浸水し、電源設備、排水ポンプといった処理機能が壊滅的状況となり、これまでも浸水対策はしていたものの想定以上の水の侵入により、大きな被害を出しました。同じように新幹線車両基地でも120両が廃車処分となり約一ヶ月に渡って新幹線の運行にも大きな影響が出たことはニュースでも大きく取り上げられました。ここでも想定を遥かに超える水が襲い、車両を避難させる時間もなくこのような被害が出て、北陸新幹線では今現在も暫定ダイヤで運行しています(3月14日に台風被災前の通常ダイヤへ戻る見通しです)。こうした浸水被害を目の当たりにして治水河川事業の難しさを痛感しました。

その後、結界現場から程近い「妙笑寺」を訪れ、ボランティア活動を「TEAM−11」のメンバーで行いました。墓石がまだ倒れている中で、敷地内の石を敷き、通路の復旧作業を手伝いましたが、災害発生後から2ヶ月以上経過していましたが、各所の復興はまだまだ道半ばで、引き続き時期をみたボランティアが必要であると認識したところです。

近年、我が国を襲う自然災害は想像を絶するほど甚大な被害が出ています。自然災害自体を防ぎ切ることはできませんが、少しでも被害が軽くなるよう、ひとりでも被災者が減るように「防災減災・国土強靱化」を確実に進めていきます。

今年度、小林局長(広島県)リーダーシップのもと、被災地支援の「TEAM–11」をバージョンアップして「NEXT–11」として活動していきます。これまでは地元青年局と全国の青年局有志が訪問するにとどまっていましたが、これからは被災地の抱える課題を具体的に解決していくことを目標に、地元メンバーが中心となって、課題の抽出、解決のためのアレンジをより積極的に行なっていきます。実際に被災地では、時間の経過とともに、必要となる手助け、ボランティアは変化していきます。我々のネットワークを活用し、情報共有や民間とのマッチング等を行いながら、地域課題を解決していく青年局を築いていきます。